『Help!!! LIVE HOUSE』 ■企画/演出：早船朝陽 　（令和3年度放送学科2年／テレビ制作専攻）

　制作実習で一番大切な事は「チームワークが出来るかどうか」だと感じています。
　友達同士のみでなら自然とチームワークがあると思いますが、実習は10人、20人と大所帯での制作が殆どです。
　全員が同性や友達ではないでしょうし、むしろ嫌いな人がいるかもしれません。嫌いな人が自分より面白い企画を作ってくるかもしれない、的を射ている発言をするかもしれない。そんな時に、「この人嫌いだからこの企画頑張らなくていいや。」「私の企画が通らなかったからちゃんとやらない。」と思う人が一人でもいる番組は本当につまらないです。
　「悔しいけど企画は面白いから授業の時だけは向き合おう。」と切り替えたり、「なんでこう思ったのかを吸収して自分の方がもっと面白くなりたい。」と思った人が多い作品は本当に面白いです。
　身内で話を纏めたり、ほうれん草をしない相手をチーム内に作ると面白い作品は作れません。日芸の放送学科は、チームメイトと向き合える「仕事のみのチームワーク」を学べる最高の環境だと思っています。

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