実習科目(脚本・アナウンス)
放送学科には、脚本・アナウンスの実践技術を習得する段階制の実習があります。1年次にそれぞれの演習(半期講座)があり、2年次、3年次の段階をそれぞれ実習Ⅰ、Ⅱとしています。どの専攻の学生でも履修することができます。
脚本実習
テレビドラマ脚本の「実作」を行います。映像ドラマの特質をふまえ脚本の技術の習得をめざすと同時に、作家としての自己のテーマの発見、メッセージの深化をめざします。
課題は個人ワークが中心ですが、ディスカッションを通して作品を練り上げたり、受講者が互いの脚本を分析をし合ったりする機会を積極的に設けています。
オーディオドラマ脚本については、課題に取り組む受講生に対してアドバイスを行います。
1年次開講の「脚本演習」は脚本の基礎を学ぶものです。脚本を執筆する上で守るべきルールについて理解することを目的とします。
アナウンス実習
アナウンス実習では音声と感性を駆使して、いかにより良く内容を伝えていくかを学びます。そのためにまず、基本である発声・発音から始めます。五十音、滑舌、早口言葉、呼吸、姿勢など繰り返しの練習が効果的です。そして「感性で伝えていく」。内容の把握と伝える意志は、言葉や表情に表れてくるものです。季節・天候にちなんだ情報や描写、インタビュー等のフリートーク、読解力がものをいう朗読。「伝える」上では、顔の表情、身体の仕種などは音声と密接に連動していきます。アナウンス技術を磨くとともに自分磨きも必要とされます。