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テレビ制作Ⅱ「音楽番組制作」 平成26年度 前期・授業リポート

〜音楽番組『歌手監禁』制作〜

■演出担当:那須賢道
 (平成26年度放送学科2年/テレビ制作専攻)
 僕は音楽番組を舐めていました。
 尺も短く、形式も 僕は音楽番組を舐めていました。尺も短く、形式も限られているため、制作するのは他のジャンルよりも難しくはないだろうと考えていたのです。もちろんそんなことはありませんでした。
 準備の段階から多くの壁に直面しました。最も苦労したのはカメラ割です。4台のカメラをどう動かし、どのように画を繋げていくか、実際の収録スタジオの環境等も考慮せねばならず、悩みに悩みました。
 そして本番当日。スタッフ全員がそれぞれの仕事を全うしてくれたお陰で、なんとか番組として形にすることができました。頭の中のイメージやアイデアを実現することの楽しさと嬉しさを感じると同時に、難しさも感じました。
 収録後は反省の嵐です。僕は番組の演出にこだわるあまり、一番重要な"歌手に焦点を当てる"ということが出来ていませんでした。視聴者の目線に立てていなかったのです。他にもああすればこうすればと次々に反省すべき点は出てきました。
 それから、テレビで放送されている音楽番組の凄さに気づきました。僕たちは2曲分収録するのにヒーヒー言っていたのに、多数の曲を毎週生で放送する番組もあるのです。プロへの道はまだまだ遠いのだなぁと思いました。
 今回の音楽番組制作は僕を大いに成長させてくれたと思います。学んだこと、感じたこと、反省したこと、全ての経験を今後の制作に活かしていきたいです。


本番前のドライの様子。出演者に指示を出すディレクター。


本番収録風景。ムービングライトを駆使した演出の下で歌う杉浦加奈さん。


本番収録風景。ローアングルで撮影するカメラマン。


本番収録中の学生スタッフ。出演者に指示を出すフロアーディレクター。


メインセットの全景。


本番収録後、メインセットの前でスタッフ全員と記念撮影。