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テレビ制作Ⅱ「ショートドラマ制作」 |
平成26年度 前期・授業リポート |
〜ショートドラマ『法度して』制作〜
■脚本・演出担当:大出俊博 (平成26年度放送学科2年/テレビ制作専攻)
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『制作≒創作』
ドラマを作ること。それは脚本家の思い描いた世界を具現化、形にするということ。それも一人では出来ない。様々なスタッフ、それに演者の方々との共有が無ければ成立はしない。
脚本とは脚本家がどこをどうしたら面白くなるのだろうか等と頭をフルに使い幾重にも渡り思考を凝らして作り上げたもの。これは私の勝手な考えだが、脚本とはいわば脚本家の妄想と言えるのではないのだろうか。一種の創作だ。
こんな世界、展開があったら面白いだろうと思いながら考える。私もそうであった。
だが妄想を共有させることは簡単なことではない。スタッフや演者の数だけそれぞれの考えや脳みそがある。今回私はコメディーだったが、どんなジャンルであったとしても全員との意思の共有は脚本家をやるにあたって必要不可欠だ。
自分の思い描いたものが映像、形となっていく。それは素晴らしいことで全員への感謝の気持ちを忘れてはならない。
そしてもう一つ。今回私は脚本、演出をしたのだがその中で制作を共にした友人に何気なく言われた一言がある。その一言が演出をする上で一番心に留めておく必要のあることなのではないかと思う。
「最終的に決めるのは演出だから」
演出のことで様々な意見が飛んでいた中、その友人がポーんと放ったその一言が少なからず心に染みた。
今回の制作を通して私は、ドラマの分野に照準を定めた。
これからの学生生活を将来に生かせるよう大いに学び、それと共に楽しめたら幸いである。