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テレビ制作Ⅱ「ショートドラマ制作」 平成26年度 前期・授業リポート

〜ショートドラマ『4光年の絆』制作〜

■脚本担当:小宮麻央子
 (平成26年度放送学科2年/テレビ制作専攻)
 たった一人の頭の中の世界を、たくさんの人々と共有する。これが「ドラマを作る」ということなのだと思いました。私の頭の中で完成しているドラマを脚本にして実際の映像にする。それにはスタッフ、そしてキャスト全員の頭の中で完成図が出来ていなければなりませんでした。そこがドラマ制作をするにあたって一番難しかったところです。スタッフとその世界の共有が出来なければ、ドラマは完成しません。そして完成したとしても、受け手の人々との共有が出来なければそれはただの自己満足で終わってしまいます。たくさんの人と同じ方向を向いて歩くということはとても難しいことだと感じました。
 そして、その世界を現実のものにするには多くの人々の協力が必要です。スタッフ、演者さん、エキストラ、衣装や場所を提供してくれた人たち。本当に誰ひとりとして欠けてはいけないのだと強く思いました。関わってくれた全ての人に感謝です。貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。

■演出担当:高柳浩平
 (平成26年度放送学科2年/テレビ制作専攻)
 今回自分は演出という立場でドラマ制作に携わりました。他の班は、脚本を書いた人がそのまま演出もやるという形をとる中、自分は演出のみの役回りということに、はじめは不安な気持ちがありました。というのも、脚本家が思い描いた通りの演出ができるのかという問題があったからです。もし作品を台無しにしてしまったらどうしよう。そんな恐怖感すらありました。しかし、クランクアップを向かえたときの自分には、そんな不安や恐怖感は跡形もなく消し飛んでいました。撮影が始まってからというもの、演出に迷っている時間はありませんでした。もし迷いがあれば、その迷いはスタッフや演者さんへと伝わり、結果として作品を良くないものにしてしまいます。そうならないためにも、すべてのカットに意味合いを持たせ、指示が揺らぐことのないよう、万全の準備をしました。その万全の準備こそが自信を生み、不安を払拭してくれたと思います。このドラマ制作は、準備の大切さを教えてくれました。


高校の教室シーンのロケ風景。カメラマンに指示を出すディレクター。


高校の教室シーンのロケ風景。主演の金沢友花さん(オスカープロモーション所属)。


走行中のバス内での撮影風景。金沢さんの隣は、河﨑莉奈さん(サンミュージック所属)。


夜間のロケ風景。


スタジオに組んだリビングセットでの収録風景。


本番収録後、出演者、スタッフ全員と記念撮影。