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テレビ制作Ⅱ「音楽番組制作」 平成27年度 前期・授業リポート

〜音楽番組『救急シンガー』制作〜

■演出担当:小西陶子
 (平成27年度放送学科2年/テレビ制作専攻)
 限られたなかで進めるスタジオ生収録は想像以上に難しいものでした。スタッフ全員と連携をとり合っていたつもりでも、ほんの少し見落としていたところがあっただけで当日に無駄な時間をとってしまいました。時間の流れる速さに驚きました。原因は本番前日まで絶対にないと思っていた準備不足と連携ミスでした。ただ一番大事なのはそれをどう対処するかです。とにかく落ち着いてやろうと思って振舞っても正直不安と焦りで押しつぶされそうでした。でもそんなとき一人じゃなくてスタッフのみんながいました。余裕のない私を誰ひとり見放さず助けてくれ、私の指示でそれぞれの仕事を全うしてくれました。
 収録本番を終えた直後私は悔しさと開放感の両方が押し寄せてきて涙が止まりませんでした。プレビューしてみるとやはり悔しい点はたくさんありました。でも視聴者として笑えるところも感動するほど綺麗なところもありました。
 台本の時点でできるだけ細かく詰めて書き記すことと、ドライという全員揃った状態で最初に全体の動きと流れを説明する場の大切さを実感しました。
 順序や礼儀など社会的なマナーを守りつつ、常に子どものような心を忘れずに自分自身が楽しいと思える番組づくりをしていきたいです。


本番収録風景。熱唱する森翼さん


本番収録風景。スタジオに観客を入れて収録を行う


本番収録風景。森翼さんは医者という設定


本番収録中の副調整室。モニターに見入る学生スタッフたち


副調整室で、モニターを見ながら収録を進めるディレクターとスイッチャー


本番収録後、森翼さんとスタッフ一同で記念撮影