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テレビ制作Ⅱ「音楽番組制作」 平成27年度 前期・授業リポート

〜音楽番組『FROM MUSIC』制作〜

■演出担当:中原真結
 (平成27年度放送学科2年/テレビ制作専攻)
 今回、初めて音楽番組のディレクターという役職をやらせていただきました。元々、私はアナウンサー志望で日芸の放送学科に入学しました。しかし、放送学科に入学してから多くのテレビ番組を観るようになり、音楽番組にも興味を持つようになりました。同じステージのはずなのに、曲ごとに変わるセットや照明、同じ歌手が歌っているのに歌ごとに印象が変わるカメラワーク、そしてその多くの音楽番組が生放送であるということ。なんて凄いのだろう、このカメラや照明の指示を出しているディレクターはどんな指示を出しているんだろう、どうやって現場をまわしているんだろう。そう思い、今回この役職に立候補しました。
 経験して思ったことは現場との意思疎通がとても大事だということ。私が指示を出す場所はサブと呼ばれる場所で、アーティストさんが楽曲を披露するスタジオ(つまりカメラさんやカンペで指示を出すフロアディレクターがいる場所)とは全くの別室です。私はスタジオの状況をカメラが写した映像越しでしか把握することが出来ませんでした。これは逆も然りで、カメラさん達も私たちの姿を見ることは出来ません。そんな中で如何にわかりやすく、声だけで指示を出すか、それが難しかったです。また本番前の準備もたくさんありました。スタジオの美術プランや曲中のカメラワークを考えたり、MCに台本を考えたり。
興味のある世界だっただけに楽しみながら番組をつくっていくことができましたが、やることがたくさんあり大変でした。
 ですが20分の生放送という限られた時間の中でやりたいこと、目標としていたことはすべて達成できたと思います。プロはこれの3倍の時間を週1でやっていると思うとやっぱり凄いなあと改めて感じました。でも何より、クルー全員が「楽しかった」と言って追われたことが本当に良かったです。いい経験になりました。


本番収録風景。箱馬を組み合わせたトークセットの全景


本番収録風景。熱唱する森翼さん


本番収録風景。ペデスタルを上げて森翼さんを撮影するカメラマン


トークコーナーでの本番収録風景。


副調整室で、モニターを確認しながら指示を出すディレクター


本番収録後、トークセットで森翼さんとスタッフ一同で記念撮影