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テレビ制作Ⅱ「ショートドラマ制作」 |
令和2年度 前期・授業リポート |
『もぐら』
■脚本/演出:鈴木音々 (令和2年度放送学科2年/テレビ制作専攻)
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まず、健康診断でしか学校に行っていないという大学生も多くいるこのようなコロナ禍の中、実習を無事行うことができ感謝の思いでいっぱいです。
しかし、コロナ禍であるからこその苦悩がありました。このドラマ制作が始動した5月は自粛期間真っ只中であり、直接会って話し合うことは不可能でした。そこで、非対面のコミュニケーションの難しさを痛感しました。私たちは、LINEのメッセージやリモート会議を使い話し合いましたが、対面と違い「何かアイデアある?」とみんなに聞いても誰も答えてくれませんでした。対面であると、誰も答えてくれなかったとしても私が誰かの目を見るなどして、その人が私の意見を求めているアピールを感じ取り話してくれることが多いと思います。しかし、リモートにはそのような空気が全く存在しないので、私が一方的に発信しているだけのように感じました。そんなコミュニケーションが取りにくい中、役割分担をきちんと決め、全体ではなく個々で話し合うことによって、制作を円滑に進めることができました。
今回、ドラマ制作の知識を得られた経験だけではなく、コミュニケーションの大切さを学べるコロナ禍だからこその貴重な経験ができました。