『音喫茶ロマン』 ■企画/演出：鈴木理香子 　（令和3年度放送学科2年／テレビ制作専攻）

　番組を一つ作り上げるには、企画段階から当日の本番に至るまで様々な準備が必要です。今回は音楽番組ということでライブパートとトークパートの二つの準備を同時進行で進めていくことが必須でした。
　ライブパートでは演出方法に大きなこだわりがありました。セットを極力シンプルにし、その代わりに紙吹雪やレーザーを効果的に使用することで、視覚的に面白いものを追求しました。トークパートではプライベートな側面にも触れることで、アーティスト個人のルーツに迫ることができました。
　ライブパート・トークパート共にこだわりを持って臨んだ音楽番組でしたが、授業全体を通して感じたのは、雰囲気づくりの大切さでした。アーティストがリラックスして番組に臨むことができれば、自然とトークでもライブでもいい表情が出てきます。出演者側がベストを出せるような雰囲気を、スタッフ同士で作り出せたならば、より良い番組を作ることができたのではないかと感じています。
　今回の実習を通して学んだことを来年度以降に生かしていきたいと思います。時間のない中で支えてくれたスタッフ、先生、そして出演していただいた春名佑紀さんに改めて感謝いたします。

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