ラジオドラマ 学生作品
ラジオ制作Ⅱ・Ⅲ(平成27年度)
~こだわりの音をめざして~
■専任講師:茅原良平
HPでの作品公開も恒例となりました。今回も学生ならではのアイデア、こだわり、そしてメッセージの込められた作品が揃いました。ここでは、平成27年度(2015年)に2・3年生の実習で後期に制作したラジオドラマを6本紹介します。
まず2年生は、夏休みの課題として提出された十数本の台本から3本を採用し、制作しました。課題のキーワードは「鏡」です。人の姿を映し出すための道具として日常的に使われている鏡ですが、このドラマには学生のアイデアから生まれた鏡が様々な形で登場します。学生らしい爽やかな青春ドラマからシリアスなものまで、鏡の持つ光と影と登場人物の心情の重なりから想起されるコントラスト豊かなドラマの世界を是非味わってください。
続いて3年生は、今年度もサウンドデザイン・ジャパンの田中千恵先生の指導の下、「Voice」をキーワードに制作しました。実習の最終段階ということもあり、企画段階から自分たちのやりたいことがはっきりとある中で、各チームこだわり抜いて作品を仕上げました。この学年の底力を作品から感じ取ってください。3年生の作品にはいずれもダミーヘッドマイクロホンを使用しています。イヤホン、ヘッドホンで聴くと、立体音響の効果を楽しむことができるので、是非聴いてみてください。
最後に、今回も多くの方の協力を得て、作品公開を実現することができました。出演でご協力いただいた賢プロダクション、テアトル・エコー、プロダクション・タンク(五十音順)のキャストのみなさま、ドラマの劇伴を制作・監修していただいた西山淑子先生、そして学科の垣根を越えて制作に参加してくれた音楽学科情報音楽コースの学生のみなさんにはこの場を借りてお礼申し上げます。