森中慎也
教授
主な担当科目
アナウンスⅠ・Ⅱ・Ⅲ、テレビ史Ⅰ・Ⅱ、ニュース分析Ⅰ・Ⅱ、放送作品研究Ⅶ
教育内容と方針
28年間、現役のアナウンサー、キャスターとして情報番組や報道番組に携わり、視聴者・聴取者に情報を正確に分かり易く伝える、この一点に傾注してきました。
放送の現場において、耳目を集めるニュースソースをテレビやラジオという媒体を通して受け手に伝えるのは送り手のアンカーマンたるアナウンサーやキャスターです。生放送でアンカーマンに必要とされるのは「今、何を、誰に、どんな言葉で、どのように伝えるか?」という時間と空間認識能力と言語能力、さらに、「受け手が何を欲しているのか」を推し量る想像力です。概すれば、それはある種の「気づき」とも言えるでしょう。
「発声」「発音」「アクセント」「イントネーション」という音声表現の基礎的知識の習得は勿論、受け手との「間」を感じ、「気づく」ことで、「伝える」と「伝わる」の差異を理解しコミュニケーション能力の向上させることを教育の主眼としています。