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ラジオドラマ 学生作品
ラジオ制作Ⅲ(令和3年度)

~くだもので物語に彩りを!~
■准教授:茅原良平


 放送学科特設サイトへのアクセスありがとうございます。このページでは、令和3年度(2021年)にラジオ制作専攻の3年生が制作したオーディオドラマ3作品が試聴できます。
 今年度は“くだもの”を題材にしたオリジナルドラマを制作しました。

 くだものは種類が豊富で形や大きさも様々です。色とりどりの果実が盛られた華やかでかわいらしい様は、見るだけで満足感が味わえます。そして、カットしたり、もいだり、口の中に広がる瑞々しい果汁の自然な甘味や豊かな香りを楽しんだりと、普段私たちは五感を全て働かせながらくだものを食し、幸せや季節を感じて心を豊かにしています。栄養満点で、いろいろな食べ方もできます。くだものは食べ物の中でも特別なものと言えます。

 この出題意図を学生に説明し、自分で決めたくだものを物語のキーアイテムに使うことを条件とし、夏期休暇中に台本を創作してもらいました。
 なぜ、くだものなのか?学生は不思議に思ったかもしれません。その心はこうです。
 昔を振り返り、記憶の中に残る風景をモノクロでよく描いたりしますが、昔ではなく今を生きる毎日がどことなくモノクロになっていないか。目に映る風景は確かに色づいていても、気持ちをなかなか彩ることができない。つまり、長引くコロナ下の生活で徐々に感覚が錆びてしまっていないか。では、このご時世に何を題材にできるだろう。そうだ!くだものはどうだろうか。くだものなら感覚を呼び覚まし、物語に彩りも与えてくれそうだ。課題を検討する際、実はこのような思いを巡らせていました。
 こうして夏休み明けに提出された十数本の台本から、自分の思いと重なっただけでなく、ある種の普遍性や時代性を備え、広くリスナーの気持ちに届くことが期待できる3作を選出しました。その3作に登場するくだものは、いちご、スイカ、林檎。期せずして赤を共通項に持つくだものですが、その赤色のグラデーションは豊かで、リスナーの感覚に潤いや刺激を与え、何より想像力を膨らませてくれます。学生が音で紡ぎ出したオリジナルドラマの世界、じっくりとお楽しみください。
 末筆になりましたが、制作にご協力いただいたキャスティングマネージャー、出演者のみなさまにこの場を借りてお礼申し上げます。




令和2年度ラジオ制作Ⅲ ラジオドラマ
令和元年度ラジオ制作Ⅲ ラジオドラマ
平成30年度ラジオ制作Ⅲ ラジオドラマ
平成29年度ラジオ制作Ⅲ ラジオドラマ
平成28年度ラジオ制作Ⅱ・Ⅲ ラジオドラマ
平成27年度ラジオ制作Ⅱ・Ⅲ ラジオドラマ
平成26年度ラジオ制作Ⅱ・Ⅲ ラジオドラマ
平成25年度ラジオ制作Ⅲ サウンドコラージュ「青、または蒼の世界」