活動リポート
平成28年度中学生のための情報番組制作ワークショップを開催しました
主催:練馬区教育委員会
共催:日本大学藝術学部放送学科
中学生達が練馬区を題材に、30分のテレビ情報番組 「練馬にしやがれ」を制作しました。
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練馬区教育委員会主催第7回情報教育推進事業として、放送学科が共催した「平成28年度中学生のための情報番組制作ワークショップ2016」が、6/25(土)~8/2(火)の期間、江古田校舎にて行われました。
今年で7回目となるこのプロジェクトは、練馬区内在住・在学の中学生を対象とし、情報番組を実際に制作することを通じて、メディア・リテラシーを習得することを目的とした、職業体験型のワークショップです。今回も練馬区を題材とした情報番組の制作を行いました。
放送学科の鈴木康弘教授をプロジェクトリーダーとして、教職員と学生が協力し最新の施設・設備を使って、中学生が自分達の力で企画から取材・編集・スタジオ収録を行い、テレビ情報番組「練馬にしやがれ」を制作しました。
6月に参加の応募受付を行い、18名の中学生が参加しました。
以下はワークショップのリポートです。
■実施スケジュール
6月25日(土)
●番組制作について講義 ●企画オリエンテーション
7月9日(土)
●企画会議→企画決定 ●取材チーム編成
7月28日(木)
●編集作業(テロップや音付けなど)
■オリエンテーション~企画会議~取材スタッフ編成
最初に、映像で伝えるということ、番組の制作方法、などの講義を行い、企画案の作成についてのオリエンテーションを行いました。練馬区を題材として、後日、各自持ち寄った企画のプレゼンテーションをしてもらい、企画会議を経て、番組の取材内容を決定。その後、取材方法について学びました。
自分の企画を発表
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参加者全員で企画会議
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皆で番組内容を検討
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■取材準備
4チームに分かれ、実際の取材で使用する機材の取り扱い方を学びました。また、取材に向けての構成(取材台本)、取材方法についての検討・打合せを行いました。
初めて触れる撮影機材
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収録音声のチェック
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大学生に教わりながら
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バッテリーライトに挑戦
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実際に収録してみる
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色々な役目を体験
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■取材~編集~スタジオワーク
4チームそれぞれが練馬区内で取材を行い、撮影してきた素材を皆で編集しました。テロップ入れやナレーション録り、音入れ作業などの工程を経て、スタジオ本番で流すためのコーナーVTR4本を制作しました。
アニメの街・練馬を取材
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日芸の様々な施設を取材
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撮ってきた素材をプレビュー
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皆でカットを選んで編集
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美術セットの看板が完成
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スタジオ機材の実地訓練
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■リハーサル~本番
ドライリハーサル、カメラリハーサルを行った後、いよいよ本番へ。
緊張の中、今までの成果を出し切って、無事に30分番組の収録を終えました。
スタジオワークの練習
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MCにピンマイクを着ける
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カメラ操作を何度も練習
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自分なりの画作りに挑戦
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スタジオ照明の調光操作
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音声を調整するミキサー
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本番中は緊張の連続
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VTRとテロップの送出
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指示を出す演出チーム
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中庭からお天気リポート
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キャストとしても活躍の2人
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時間出しするフロアディレクター
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■完成作品
「練馬にしやがれ」は、練馬区を題材にした30分の情報番組です。中学生自らが企画から取材、編集、スタジオ収録を行い、番組を完成させました。
■完成試写会~講演会
「テレビメディアについて考える テレビが伝えていることってホント??」
今回のワークショップで、中学生たちが制作した情報番組の完成試写会とあわせ、鈴木康弘教授による「テレビメディアについて考える」と題した講演会を行いました。
ワークショップの総括も含め、参加した中学生から、番組制作の実践をとおして学んだことを一人ずつ話してもらいました。テレビメディアの影響力とは?番組の制作をとおして学ぶこと、情報の仕組みを考えること、情報リテラシーを身につけることの大切さを、皆で考えました。
練馬区教育委員会 加藤信良課長
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完成した情報番組の試写会
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放送学科 鈴木康弘教授
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参加した中学生から一言ずつ
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テレビメディアを考える講演会
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夏休みの有意義な体験に
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■ワークショップに参加した中学生の皆さんの声(抜粋) アンケート提供:練馬区教育委員会
- テレビに関する役職についての大変さなどが分かった。そのことを知ってから、テレビを見る目が変化したと思った。
- この経験で、みんなで1つのものをつくりあげる楽しさを学んで、学校行事にやくだてたい。
- 自分達で取材や編集などをやったので、テレビ関係の職業に興味を持ちました。
- 2年間、他では絶対に体験できないようなことをこのワークショップで体験できました。VTRの出来も1回目よりだんぜん満足できました。
- インターネットやLINEの情報は本当のことなのか、うそのことなのか少し意識していこうと思った。また、テレビ番組の作り方を知って、これからの見方が変わると思った。
<保護者の方からのコメント>
- 今回のワークショップを通し、色々な角度から情報を見ることができるようになることを期待します。ありがとうございました。
- いろいろな作業をする人に支えられて1つの番組ができていることを知りました。中学生が作成したことに感動しました。
- テレビ番組の報道のあり方など、配信、受け手をちゃんと見きわめる力となってくれたら嬉しく思います。
<一般の方からのコメント>
- 中学生のキラキラした目が印象的です。皆さんの成長がとても感じられました。すごいです!! すばらしいワークです!!
- 体験を通して息子がメディアリテラシーについて考えることのできるこのワークショップを、今後もぜひ続けていただければと思います。
おかげさまで皆さんから大変ご好評を頂き、有意義なワークショップを催すことができました。
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