活動リポート
平成30年度中学生のための情報番組制作ワークショップを開催しました
主催:練馬区教育委員会
共催:日本大学藝術学部放送学科
中学生達が練馬区を題材に、30分のテレビ情報番組 「練馬一受けたい授業」を制作しました。
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練馬区教育委員会主催第9回情報教育推進事業として、放送学科が共催した「平成30年度中学生のための情報番組制作ワークショップ2018」が、6/30(土)~8/8(水)の期間、江古田校舎にて行われました。
今年で9回目となるこのプロジェクトは、練馬区内在住・在学の中学生を対象とし、情報番組を実際に制作することを通じて、メディア・リテラシーを習得することを目的とした、職業体験型のワークショップです。今回は「練馬区で自慢できること」をテーマに、情報番組の制作を行いました。
放送学科の鈴木康弘教授をプロジェクトリーダーとして、教職員と学生が協力し最新の施設・設備を使って、中学生が自分達の力で企画から取材・編集・スタジオ収録を行い、テレビ情報番組「練馬一受けたい授業」を制作しました。
6月に参加の応募受付を行い、17名の中学生が参加しました。
以下はワークショップのリポートです。
■実施スケジュール
6月30日(土)
●オリエンテーション ●番組制作について講義
7月14日(土)
●企画会議→企画決定 ●取材チーム編成
8月3日(金)
●スタッフ編成 ●スタジオワーク ●セット作成 ●本番へ向けてのスタッフ打合せ
■オリエンテーション~企画会議~取材スタッフ編成
最初に、映像で伝えるということ、番組の制作方法、などの講義を行い、企画案の作成についてのオリエンテーションを行いました。練馬区を題材として、後日、各自持ち寄った企画のプレゼンテーションをしてもらい、企画会議を経て、番組の取材内容を決定。その後、取材方法について学びました。
参加者全員で企画会議
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各自が企画をプレゼン
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みんなで意見交換
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■取材準備
4チームに分かれ、実際の取材で使用する機材の取り扱い方を学びました。また、取材に向けての構成(取材台本)、取材方法についての検討・打合せを行いました。
撮影機材の扱い方を学ぶ
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大学生に教わりながら
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初めて触れるプロ用機材
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実際に収録してみる
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自然と親しくなる仲間
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インタビューの練習
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■取材~編集~スタジオワーク
4チームそれぞれが練馬区内で取材を行い、撮影してきた素材を皆で編集しました。テロップ入れやナレーション録り、音入れ作業などの工程を経て、スタジオ本番で流すためのコーナーVTR4本を制作しました。
練馬区の小泉牧場へ
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暑い中を元気に取材
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東映アニメーションへ
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撮ってきた素材を編集
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皆でOKカットを選ぶ
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ナレーションの収録
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■リハーサル~本番
ドライリハーサル、カメラリハーサルを行った後、いよいよ本番へ。
緊張の中、今までの成果を出し切って、無事に30分番組の収録を終えました。
テロップ送出の特訓
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キュー出しの練習
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スタジオ機材もマスター
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フロアディレクター
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いよいよ本番収録
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リポーターもスタジオ出演
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音楽などの送出係
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緊張に包まれるサブ
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音声のミキシング
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サブの演出チーム
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カメラを一人で操る
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VTRの送出係
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■完成作品
「練馬一受けたい授業」は、練馬区を題材にした30分の情報番組です。中学生自らが企画から取材、編集、スタジオ収録を行い、番組を完成させました。
■完成試写会~講演会
「テレビメディアの社会的役割~テレビで伝えることの難しさと危険性~」
今回のワークショップで、中学生たちが制作した情報番組の完成試写会とあわせ、鈴木康弘教授による「テレビで伝えることの難しさと危険性」と題した講演会を行いました。
ワークショップの総括も含め、参加した中学生から、番組制作の実践をとおして学んだことを一人ずつ話してもらいました。テレビメディアの役割や影響力とは?情報の仕組みを考えること、情報リテラシーを身につけることの大切さを、皆で考えました。
練馬区教育委員会 押田功係長
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完成した情報番組の試写会
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参加した中学生からコメント
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テレビメディアを考える講演会
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放送学科 鈴木康弘教授
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夏休みの貴重な体験に
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■ワークショップに参加した中学生の皆さんの声(抜粋) アンケート提供:練馬区教育委員会
- 番組制作していくうえで、他人とのコミュニケーションが大切になっていたことで、人と話すことがやりやすくなった。
- チームでVTRを作るところがおもしろい。力を合わせて一つのものを作ることは、このさき役に立つと思う。
- 今回のを通して、将来の夢に近づけると思った。TVの危険性、また、難しさ、番組によって異なる情報、いろいろ勉強になりました。たのしかったです。
- 動画を加工することや積極的に自分の意見を言う能力が将来の役に立つと思う。
- 番組が出来上がっていく過程を知ることが出来てとても勉強になりました。
<保護者の方からのコメント>
- 中学生が自らのアイデア、技術を使い、作品を作り、それを発表する機会を与えられ、素晴らしい経験が出来たと思います。
- 番組よくできていました。知らないことが多く興味深く最後まで観ました。すばらしいですね。
- 中学生にとって情報リテラシーを実体験をとおして学べる事も考えると、ただ楽しく面白いだけでない、いろんな意味で本当に良い企画だと思います。
<一般の方からのコメント>
- 参加した人達が皆、作っているうちに、意識が高まっているのが頼もしい。続けてほしい。
- この様な講座を設けるのは、非常に大切な事ですね。中学生も身を持って感じたでしょう。
- どれだけ好きな番組でも、これからはもっとよく分析しようと思います。
おかげさまで皆さんから大変ご好評を頂き、有意義なワークショップを催すことができました。
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