活動リポート
令和元年度中学生のための情報番組制作ワークショップを開催しました
主催:練馬区教育委員会
共催:日本大学藝術学部放送学科
中学生達が練馬区を題材に、30分のテレビ情報番組 「10周年記念番組 ザ!練馬仰天ニュース」を制作しました。
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練馬区教育委員会主催第10回情報教育推進事業として、放送学科が共催した「令和元年度中学生のための情報番組制作ワークショップ2019」が、6/29(土)~8/7(水)の期間、練馬区役所本庁舎及び日本大学藝術学部にて行われました。
今年で10周年を迎えたこのプロジェクトは、練馬区内在住・在学の中学生を対象とし、情報番組を実際に制作することを通じて、メディア・リテラシーを習得することを目的とした、職業体験型のワークショップです。今回は「すごいぞ!練馬区。令和元年、練馬区の再発見」をテーマに、情報番組の制作を行いました。
放送学科の鈴木康弘教授をプロジェクトリーダーとして、教職員と学生が協力し最新の施設・設備を使って、中学生が自分達の力で企画から取材・編集・スタジオ収録を行い、テレビ情報番組「10周年記念番組 ザ!練馬仰天ニュース」を制作しました。
6月に参加の応募受付を行い、15名の中学生が参加しました。
以下はワークショップのリポートです。
■実施スケジュール
6月29日(土)
●オリエンテーション ●番組制作について講義
7月13日(土)
●企画会議→企画決定 ●取材チーム編成
8月5日(月)
●スタッフ編成 ●スタジオワーク ●セット作成 ●本番へ向けてのスタッフ打合せ
■オリエンテーション~企画会議~取材スタッフ編成
最初に、映像で伝えるということ、番組の制作方法、などの講義を行い、企画案の作成についてのオリエンテーションを行いました。練馬区を題材として、後日、各自持ち寄った企画のプレゼンテーションをしてもらい、企画会議を経て、番組の取材内容を決定。その後、取材方法について学びました。
参加者全員で企画会議
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みんなで企画を検討
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自分の企画をプレゼン
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■取材準備
3チームに分かれ、実際の取材で使用する機材の取り扱い方を学びました。また、取材に向けての構成(取材台本)、取材方法についての検討・打合せを行いました。
大学生に教わりながら
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撮影機材に触れてみる
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色々なパートを経験
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実際に収録してみる
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取材クルーの出来上がり
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リポーターの練習も
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■取材~編集~スタジオワーク
3チームそれぞれが練馬区内で取材を行い、撮影してきた素材を皆で編集しました。テロップ入れやナレーション録り、音入れ作業などの工程を経て、スタジオ本番で流すためのコーナーVTR3本を制作しました。
いよいよ取材開始
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東映アニメーションへ
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チームワークが大切
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収録素材をチェック
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みんなでカットを選ぶ
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意見を出し合い編集
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■リハーサル~本番
ドライリハーサル、カメラリハーサルを行った後、いよいよ本番へ。
緊張の中、今までの成果を出し切って、無事に30分番組の収録を終えました。
音楽やSEの送出
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本番に向けリハーサル
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音声のミキシング
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全てのテロップを確認
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カメラ操作をマスター
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MCにキューを出すFD
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カメラ横でカンペー出し
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いよいよ本番開始!
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本番は緊張の連続
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照明卓とサブのスタッフ
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指示を出す演出スタッフ
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無事に本番が終了
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■完成作品
「10周年記念番組 ザ!練馬仰天ニュース」は、練馬区を題材にした30分の情報番組です。中学生自らが企画から取材、編集、スタジオ収録を行い、番組を完成させました。
■完成試写会~講演会
「テレビメディアの社会的役割〜テレビが伝えることの難しさ〜」
今回のワークショップで、中学生たちが制作した情報番組の完成試写会とあわせ、鈴木康弘教授による「テレビメディアの社会的役割」と題した講演会を行いました。
ワークショップの総括も含め、参加した中学生から、番組制作の実践をとおして学んだことを一人ずつ話してもらいました。テレビメディアの役割や影響力とは?情報の仕組みを考えること、情報リテラシーを身につけることの大切さを、皆で考えました。
練馬区教育委員会 押田功係長
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完成した情報番組の試写会
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参加した中学生からコメント
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テレビメディアを考える講演会
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放送学科 鈴木康弘教授
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夏休みの貴重な体験に
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■ワークショップに参加した中学生の皆さんの声(抜粋) アンケート提供:練馬区教育委員会
- 将来の役に立つと思う事は、人に伝える力が少しでも上がったし、伝えたいと思えた事です。
- 初めてこの講座を受けたが、テレビについて深く知ることができた。また、テレビの作り方、撮る難しさを知れて楽しかった。
- いつもなんとなく見ていたテレビの仕組みがよく分かりました。テレビ関連の仕事をしたいと強く思うようになった。
- 自分の将来の夢が増えたし、たくさんの友達も作れたので充実した講座だった。
- 今回は三年目だったのですが、今までやってきた役職とは全く違うことをやり、すごく新鮮な気持ちで取り組めました。
- 自分の好きなことに生かすこともできるし、この講座は今後役に立つと思います。
- 機材の使い方も分かりやすく説明されていて、とても楽しかったです。
<保護者の方・一般の方からのコメント>
- 企画から撮影、編集など日々新しい経験ができたようです。今回のワークショップで感じ取れたことが、子供の成長にとっていい機会になったと思います。
- SNSやゲームなど実体験をする事が少なくなっているので、住んでいる地域について見て、聞いて、取材して考えることができる良い経験になったと思う。
- 情報(メディア)リテラシーは青少年にとって、とても大切な能力であるにも関わらず、家庭においても社会においても、もっともっと取り組みが必要と感じています。
おかげさまで皆さんから大変ご好評を頂き、有意義なワークショップを催すことができました。
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